2018年4月18日水曜日

blogを引っ越してみました。

春なので、blogを引っ越してみました。
以下からご覧いただけます。

https://note.mu/yk_superbest/m/m1478db0f3283

春が来て、
僕の暮らしは変わりゆき、
たぶん、これを人生の岐路というのだと思います。
そのことを少しでも記録できたら、と思います。
引き続き何卒よろしくお願いいたします。

2018年3月4日日曜日

SUPERBEST LIVE SCHEDULE

"beast beat beach"  
2018.3.11(日)@渋谷CIRCUS TOKYO 
SUPERBEST / 呂布カルマ  / DOTAMA  / 踊Foot Works  / ​Metome​ / 春ねむり / テンテンコ / 原島"ど真ん中"宙芳 / ホワイトタイガー(OL killer)and more
Open 16:00 
前売り¥2,500
☆17時までの入場で¥500オフ 
☆別途ドリンク代が必要となります。

"contrail 〜Sweden (Norway) JAPAN TOUR〜"
2018.3.18 (日)@渋谷HOME
SUPERBEST / Sweden (Norway) /chietoyts / Savarah / ユームラウト
Open / Start 18:00 
前売り ¥2,200 / 当日 ¥2,500
☆別途ドリンク代が必要となります。

"JUKEBOX EXTRA "
2018.3.24(土) @青山蜂
http://aoyama-hachi.net
LIVE: SUPERBEST / qimygo&MYNK band
DJ: Kawanishi(JUKEBOX) / shima(JUKEBOX) / KOUHEI”KING”NOZAKI(JUKEBOX) / skmt(JUKEBOX) / gou.s(JUKEBOX) / 斎藤雄(JUKEBOX) / yuya (JUKEBOX) / 嘉数晋吾(JUKEBOX) / ヒサシ the KID(THE BEACHES) / MICCYAN(FRANTIC BROWN BEAT!) / 影正 一貴(ClubBAGSY)/ タイラダイスケ(FREE THROW) / TAISHI IWAMI / 後藤”shima”ヒロシ / 遠藤孝行(New Action!/Ajam) / TATZ(Alegre) / Oguri(VIENDA!) / Showhow / 小高浩一郎 / Yusuke(New Generation) / gori(dumbdisco) / yuka(tokyo midnight home"less) / BASHIMELLOW(Magnificent Disco/
LiA) / Ryusei / 眞如 究 (Badlands/宝宝) / 瀬下 譲(Badlands) / JUDGEMAN(LUCKY SPIRITS)
VJ: shige
FOOD: クジラ荘
Open 15:00
Charge ¥2,000(w/1D)

"ROMANTIC TECHNOLOGY 43"
2018.4.8(日)@渋谷HOME
LIVE:  SUPERBEST / Love The Candy’s / Big Fire / SUPERCREAM / CrazyRomantic 
DJ: ODAMARI
Open / Start 11:30 
前売り ¥2,500 / 当日 ¥2,800
☆別途ドリンク代が必要となります。

2018年2月19日月曜日

SUPERBESTのこと。

平素より大変お世話になっております。
YKでございます。

最近諸般の事情によってバンド活動をあまりしていなかったこともあり、「バンドマンとしてのYKはもう死んだ」とか、ある意味死亡説を流されたりしている僕ですが、いや、ちょっと待ってくださいよ!

実は、ひょんなご縁があり、昨年から、FunFunFunというEDM/ダブステップ系のアーティストのプロデュースを手がけることとなりまして。
そのために、トラックメーカーで尻フェチのトムソー13世くんと、SUPERBESTというチームを組むことにしたのです。
村上春樹的に言えば、「ねえ、俺たち二人でチームを組まないか?きっと何もかも上手くいくぜ」ってやつです。

で、このSUPERBESTで、FunFunFunの楽曲制作にとりかかったわけですが(リンク先のトラック、「Chill Sek」、「Dark Blue Rain」、「Brightest Symphony」等が僕らのプロデュース作品です)、実際やってみると、トムソーくんという変態かつ天才と音楽を作るという作業は、僕にとってはめちゃくちゃ刺激的で、わくわくして、何より楽しくて。
自分が、今までやりたくてもできなかった音楽を、トムソーくんとなら作ることができる。そんな感覚がありました。

じゃあ、せっかくだから、こんなに面白いんだから、自分たちの曲もやってみっぺ!ということになり、制作チームSUPERBESTは、この度バンドとしても始動することとなりました。

まだお聴かせできる正式な音源がないのがもどかしいんですけど、きっと近いうちにお届けできると思います。
正式なメンバーは僕ことYKとトムソーくんだけですが(チャゲアス方式)、ライブはサポートにギター、ベース、ドラム、VJを加えた、完全なバンド形式で活動していこうと考えています。 
ライブも既に何本か決まっていて、この新しい姿で演奏する機会を与えていただいたこと、ほんとに嬉しく思っております。

僕も、あれからいくつか歳をとり、生活や、心や、体や、仕事や、家族や、いろんな環境が移り変わり、あの頃以上に、いろんなものを抱え込んでしまいました。
その状況で、新しい音楽をやる、しかもギターロックやってた人間が突然エレクトロやるとか、どう考えてもどうかしてるとしか思えないし、ほんとうにどこまでできるのか、不安もたくさんあります。

でも、やっぱり、僕には歌いたい歌があり、そのうえ、歌っていいよ、と言ってくださる方がいて。
だから、とにかくやれるところまで、やれることをやってみようと今はそう思っています。

いつかまた、僕らの新しい歌が、あなたに届きますように。
改めまして、今後ともよろしくお願いいたします。



〈追記〉
僕は、wearerっていうバンドをやっております。
そのwearerは、今意識的に止めています。
もし、この世の中に、wearerを待ってくれている方がいたとしたら、ごめんなさい。
でも今、僕のやりたいことは、このSUPERBESTなのです。
もしよかったら、僕らの作る新しい音楽も、どこかで楽しんでいただけたら、嬉しいです。


2018.02
YK

2017年7月11日火曜日

真夏の夜に僕は眠れず、考えている。

平素より大変お世話になっております。
YKでございます。

実はこの春から、新しい職場に異動になりました。
まあ、とにかくいろんなことがあって、いろんな風が吹きすさんで、それでも死なない程度になんとかやっております。
くわしいことはとてもじゃないがこんなところでは言えないから、いつかお酒でも飲みながら聞いてやってください。

近頃はビル風の中にも夏の匂いが混ざるようになって。
いくつになっても性懲りもなく感じる「何かがはじまりそうな」胸騒ぎと、何がはじまったとしても仕事で身動きがとれない現実の狭間で、今日も生きております。

☆ ☆ ☆

こないだの金曜土曜、仕事の都合で京都にいた。
いろんな方々の気配りに助けられ、支えられ、端々で自分の至らなさを感じつつ、仕事はなんとか無事に終わり。
僕にとってはすごく有意義でした。勉強させていただきました。ありがとうございました。

仕事では、かつてお世話になった方にいろいろお会いすることができた。
そして仕事が終わった後は、普段なかなか逢えない友人たちに会うこともできた。
当たり前のことかもしれないけれど、みんな、自分の道を、自分の足で歩いていた。

仕事でも、仕事が終わった後も、自分の足で歩いているみんなが、かわるがわる僕に手を差し伸べてくれた。
そんな旅だった。

僕は、仕事で京都に来るのははじめてじゃないけれど、それでも、なんだか、自分が随分遠くへ来てしまったような気がした。

☆ ☆ ☆

京都を発つ前、鴨川のほとりに立ち寄った。

夕暮れが向こうにせまる鴨川のほとりで、手をつないで歩く男女を何組も見かけた。
旅行で京都へ訪れたとおぼしきふたり。
地元のふたり。
若いふたり。
ベテラン風のふたり。
年齢差のあるふたり。
僕にもいつか、あんなことがあったような気がする。
もしかしたら、夢でも見ていたのかもしれない。
でも、あんなことがあったような気がする。
そのことがなぜか嬉しかった。

僕はあらゆるふたりの邪魔にならないようなところに腰掛けて、缶ビールを飲んだ。
山々に囲まれた京都の街はとても蒸し暑かったけれど、鴨川のほとりにはほどよい風が吹いていた。
ちょうど一本飲みきってもう一本買いに行こうかと思った時、この世の終わりみたいな雨、雨、雨、雨、雨。

なすすべもなく何もかもがびしょ濡れになったところで、僕の短い旅は終わった。

☆ ☆ ☆

日々はこうしてどうしようもなく過ぎ去っていく。
僕はすっかり歳をとったけれど、いまだに、明日がどっちにあるかなんて、全然わからない。
お金とか、生きる目的とか、やりがいとか、地位とか名誉とか、まるでどうでもいい。
何も考えられずに、せめて生きるために働く。
今日という日を繰り返す、この日々の中で。

そして気がついたら、随分と沖まで流れてきてしまったような気がする。
最短距離とは縁のない、あまりにもとりとめのない旅路。
立ち止まることだけはしなかったから、なおさら僕は、自分がどこにいるのかさえ、本当によくわからないんだ。

でも、これだけははっきりと言えるんだけど、それでも、まだ、僕には聴かせたい歌がある。
(信じてもらえないかもしれないけど、こんな暮らしの中、曲はそれなりに、結構描いているのです。)
だから、もしも、この世の中に、僕の歌を、少しでも待ってくれている人がいるとしたら、すいません、もう少し待っていてください。
きっととびきりのかたちで、世に放ちます。

どんなささやかでもいい、僕は自分の力で、0を1にしたい。
長いものに巻かれず、大きなものにぶらさがらず、自分の力で。
どんなささやかでもいい。
それが僕だ。

まずはマイナスを0にするところから始めます。
どこにいても、いつも居心地は悪いから、僕はまだ旅を続けます。

いつか、どこかで、僕の新しい歌があなたに届きますように。



仕事終わり、初恋の嵐の「真夏の夜の事」を聴きながら。
YK

2017年2月3日金曜日

JUKEBOXのこと、Kawanishiくんのこと。

平素より大変お世話になっております。
wearerのYKでございます。
TwitterやInstagramにうつつを抜かしている間、こちらのブログの更新頻度はもはや年1。でも続いております。
改めまして、今年も何卒よろしくお願いいたします。

JUKEBOXというパーティが、この土曜日に終わりを迎える。
そして首謀者であるDJのKawanishiくんは、音楽にまつわるすべてから手を引くという。
またひとつの季節が終わる。

僕がJUKEBOXにはじめて足を運んだのは、2013年の夏のことだった。

なんでどうやってJUKEBOXと、Kawanishiくんと出会ったのかは、よく覚えていない(きっとTHISTIMEまわりの方がつないでくださったのだと思うのだけど)。
でもあの日、「サーキットイベントもクラブも自分にとっては並列なんで、とにかく面白いことするんでおねしゃす」とか言いながら泥酔してDJするKawanishiくんの姿を見て、DJブースからからまっすぐにとんでくる気概を受けて、僕はいっぺんにぐっときてしまったのだった。
DJのうまいとかへたとか、僕には正直よくわからない。でも、ロックンロールにとって演奏技術がどうでもよくなる瞬間があるように、僕はあの瞬間からKawanishiくんのことが好きになってしまったのだと思う。

それから僕は、JUKEBOXの面々とたくさんの夜を過ごした。

お客さんとしてパーティーに遊びに行くことも多かったけど、ありがたいことに、演者としてJUKEBOXがらみのイベントに出ることもあって。
自分のバンドの話で恐縮なのだけど、僕がやっているwearerというバンドは、とにかく寄る辺のないバンドで。
どのシーンの仲間にもなれず。どのジャンルにも属することもできず。流行りの音でもなく。特にクラブ映えするわけでもなく。
その、あらゆる隙間からこぼれていってしまうような僕らを、どう考えてもイベント的になんのメリットもない僕らを、「いいんじゃないの」と言ってくれる稀有な場所のひとつが、JUKEBOXだった。

Kawanishiくんはきっと、理屈や戦略や文脈じゃなく、「なんかこいつらいい感じ」という衝動に従って、僕らにかまってくれたのだと思う。それが、誰に媚びることもない、誰の顔色をうかがうこともない、Kawanishiくんの愛だったのだと思う。
「サーキットイベントもクラブも自分にとっては並列なんで」
そう、Kawanishiくんにとっては、おもしろいことは全部おんなじなのだ。今流行りで華のあるたくさんのバンドと、僕らみたいなおっさんがやってるしがないバンドを、おんなじようにおもしろがってくれた。月並みだけど、胸はってこれやってていいんだな、って背中を押された気がしてた。

そんなJUKEBOXがもう終わる。

JUKEBOXといえば、ついついKawanishiくんの話ばかりになってしまうんだけど、もちろんそこにはKINGさんっていう最高の女房役がいて(一緒に仙台のイベントへ遠征したときの、KINGさんの見事な仕事ぶりを僕は忘れないだろう)。
それから、朝方泥酔したKawanishiくんの代わりにきっちりその場をまとめてたskmtさんとか。shimaくんと出会ったのもたぶんJUKEBOXだよなー。
あまりにも濃いメンツがひとつのイベントを作っていく姿、まるでロックンロール・バンドのようだった。そんな空気も好きだったな。
だからやっぱり僕にとってのJUKEBOXは、青山蜂でのJUKEBOXで。最後蜂に帰ってきてくれたのは、さみしいけれど、なんだか嬉しい気もしています。

僕は、難しいことなんか全然わからないけど、JUKEBOXが、KawanishiくんのDJが好きだった。 それでいいと思ってます。
恋愛でも青春でも人生でも、終わるときはどんなものだって終わる。
それでいいんです。
僕は、JUKEBOXとKawanishiくんのおかげで、たくさんの人に、たくさんの音楽に出会えた。
ありがとう、さようなら。
ありがとう。

最後に。

KawanishiくんのDJにはいろんな思い出があるけれど、何より最高だったのは、ある夏のキャンプミーティングでのDJだ。
キャンプミーティングというのは、野外のDJイベントで。まあ都内で野外で深夜に爆音出したりするので、その日は警察なんかもきたりして、なんかすったもんだがあってイベントが中断して、音が止まってしまったのだった。

Kawanishiくんはまあやっぱり泥酔してたんだけど、「俺が話つけてくる」とか言って、警察に向かって行き、話がついたんだかつかないんだがそこのところはよくわかんないんだけど、とにかくイベントは続行することとなり。

そして、この先どうなっちゃうんだろうー、みたいな空気の中、静まり返った夜の帳の真ん中で、KawanishiくんはちょっとめんどくさそうにDJブースに立つと、「あのー、邪魔がはいったんすけど、パーティーはまだまだ続くんで」とか言って、Oasisの「Live Forever」をかけたのだった。

僕は思わず拳を上げた。

伝わるかな、この感じ。
Kawanishiくんはこんなふうに終始、「記録よりも記憶」の人だったのです。
僕にとって。そしておそらく、多くの人にとって。

どうか、音楽が鳴り止んだ後にも、こんなふうに鮮やかに「記憶に残る」Kawanishiくんの姿を、どこかで見ることができますように。そしてJUKEBOXクルーの皆様の、ますますの発展を祈って。


2016年5月25日水曜日

ロックンロール・バンドの季節が過ぎて行く。

平素より大変お世話になっております。
wearerのYKでございます。  

ブログの更新が久しぶりすぎて、ログインの仕方ごと忘れるところでした。

SNSやウェブサイトなどで御報告済みですが、
5月21日付でwearerの新EP "FORGET ME NOT ep"がリリースとなりました。

プロデューサーにKoyo_Fukamizu氏(TOTOS)、ゲスト・ドラマーに原"GEN"秀樹氏(NORTHERN BRIGHT)を迎えて制作した3曲入り。
よりポップに、よりカラフルに、より90年代への愛情深く。
まるでプリット・ポップのようなパッケージの中には、僕らの国の言葉で綴った、もう逢えないあの人を想う歌。
そんな仕上がりになっております。  

☆ ☆ ☆

年明けてしばらくしてから急遽レコーディングすることが決まり、
そこからものすごい勢いでいろんなことが突き進んで今回のリリースに至りました。  

正直、かつてないほど仕事がクソ忙しく且つクソ重たいこの時期に、よりによってゼロからレコーディングに突入するとか、自分でも頭がおかしいんじゃないかと思いました。

それでも、僕はやらざるをえなかったのです。
そうでもしないと、僕はきっと立ち止まってしまうことになる。
そして、このスピードで流れていく季節の中で立ち止まってしまったら、2度とはここへ戻れなくなる。
そう思ったのでした。 

1度やると決めてしまえば、後戻りすることはもうできず。
先が何も見えない不安の中を、とにかく駆け抜けてきました。
吹き荒れる嵐の中で、ただ目の前の「今」を離さないように、必死でしがみついていたら、気がつけば、ここにいました。

そしてどうにかこうにか、毎度のことながら、とにかくいろんな方々にお世話になりまくりながら、転げ出るようにしてこのEPは世に放たれました。

あなたに聴かせたい歌が、またできました。
だから、僕はまだここで、歌っていたいと思います。

☆ ☆ ☆

そして気がつけば、もう下北沢サウンドクルージングの季節。
ありがたいことに、wearerは今年も出演します。

今回はサポートメンバーも最小限におさえ、初心に帰って、命ごとぶつける感じで、とにかく無心でやりたいと思っております。

なんてことはどうでもいいから、遊びに来てくれた人と、朝まで飲みたいですな。
僕はこの日、意地でも仕事に行かない予定です。
予定。

☆ ☆ ☆

バンドに限らずそうですが、そりゃあ何事も続けていればいろんな困難があります。
僕はバンドを生業にしているわけではないですが、それでも時に人様からお金をいただいて演奏や作品を提供する立場である以上、くそ真剣です。
真剣になればなるほど、辛いこと苦しいことが、たくさんあります。

別にバンドなんかやらなくたって死ぬわけじゃなし、誰から頼まれたわけでもないバンドを勝手に苦しんでやっている馬鹿が僕です。
更に言ってしまえば、もっともっと働けとか婚活しろとか金払えとかもう死ねとかいう、生きていく上での、バンドとはなんら関係のない様々な圧がある中、それでもなんでバンドを続けていくのか、正直なところ、自分でもよくわかりません。

あれやこれやが混ざり合って流れ行く日々の暮らしの中で、僕はいまだに「今」だけを見つめております。
「未来」などには目もくれず、「今」に溺れております。
僕は「未来」を描くことなどできないのです。
でもこの「今」が途切れないようにあがき続けていれば、この街の空の下、いつかあなたに逢える。
そんな気もしています。

あなたがどれだけ大人になっても。
大切にしていたものがすっかり変わってしまっても。
いつかの約束を忘れてしまっても。
何かを確かめるようにして、ふと振り返ったら、いつでもそこから見えるように。
僕はロックンロール・バンドの季節に立っています。

僕が、くたびれた心と体ひきずって性懲りもなくロックンロール・バンドを続けている理由は、強いて言うなら、だいたいそんなところです。

☆ ☆ ☆

最後に。
プロデューサーを快く引き受けてくださったKoyo_Fukamizuさん、本当に感謝しています。
プロデューサーという枠を越えて、バンドにとって大切なことを教えてくださいました。
ありがとうございました。


こうして今も、ロックンロール・バンドの季節が過ぎていきます。
どうか、いつか、届きますように。


2015年10月24日土曜日

wearerからのおしらせです。

平素より大変お世話になっております。
wearerYKです。

日頃よりwearerの活動に御理解・御協力いただきまして、誠にありがとうございます。

この度、wearerのドラマー・佐藤陽介が、wearerの活動を離れることとなりました。

皆様には御報告が遅くなり、大変失礼いたしました。
wearerは新しい体制にて、立ち止まらずに活動してまいります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

☆ ☆ ☆

久しぶりにブログを更新したと思ったら、メンバーの脱退を報告することになってしまい、僕自身がドン引きしています。
「脱退」とか「活動休止」とか「解散」のことを、「前向きな決断です」みたいに言ってる声明をよく見かけますけども、僕はとてもじゃないが、そんな気持ちにはなれないなあ。
だって、あれほど一緒に過ごした仲間がいなくなるんだぜ。
どこをどうやったら前向きな気持ちになれるんだろうか。わけがわからん。

でも、それでも、僕はwearerを続けます。
むしろガンガンにやります。

バンドは(バンドに限らずなんでもそうですが)、続けていけばいくほど、活動の状況が当初と変わっていったりします。
wearerも、特にCDを出してからというもの、状況が少しづつ、ですが確実に変わっていきました。
そしてこれから、まだまだ、まだまだ変わろうとしています。
陽介自身の生活も年々変わり続ける中、バンドの状況と陽介自身の状況が、マッチさせられないところまで離れてしまったのでしょう。
僕はそんなふうに思います。

はじめて陽介のドラムを見たのは、陽介がwearerの前にやっていたnanocycleのライブをYouTubeで視聴した時でした。
僕には、楽器が上手だとか下手だとかよくわからないけど、とにかく圧倒的な音圧で四つ打ちを叩いていた。
ズバズバとくる鳴りが最高だなー、と思った。
僕の大好きなドラマー、スーパーカーのコーダイさんを彷彿とさせる感じがあった。
その音に惚れ込んだ僕は、前任のドラマーと袂を分かった後、迷わず陽介を誘った。
今の僕らに足りないのは、この音だと、本当にそう思ったから。

バンドは、楽器が上手な人間が集まればうまくいくというものではないのかな、と思います。
そういう点で、wearerはメンバーに恵まれたバンドで。
みんな音楽的な才能以上に、人として信頼することができて。
陽介も、もちろんそのひとりです。
演奏だけではなく、いろんな局面で助けてもらったよなー。
それに彼には、楽曲の中にストーリィを作るセンスがあって。
僕は曲作りをする上で構成に迷った時には、すぐに陽介に助言を求めてました。
陽介の言葉にはいつも嘘がなく、だから僕は彼を頼りにしていました。

それでも別れってあるもので。
おそらくそれは、バンドの責任者である僕が、ずっとずっと背負っていかなければならないことなのだと思います。

☆ ☆ ☆

陽介がバンドから去り、10月、wearerはまったくの新しい姿で2本のライブに臨みました。
結成したときには想像することもできなかった、新しい姿で。

僕は、バンドとは、仲間と出会いながら続ける旅だと、思っています。
バンドもそうだし、きっと仕事もそうだし、生きているということが、そうであってほしいし。
もちろん時には別れもあるけれど、続けていけば、また出会いがあるわけで。

wearerの新しい姿は、僕らが転げるように旅を続けていく中で、なるべくしてなった姿です。
みんな、旅を続けていなかったら出会えなかった、最高の仲間です。
カリオストロの城的に言うと「なんと気持ちのいい連中だろう」というやつです。
だから僕は、旅を続けます。

僕はこの新しいwearerに、すごくワクワクしています。
この新しいwearerに見合った、すてきな曲を描きたいと、今は切にそう思っています。

☆    ☆    ☆

今年、特に、夏がやってきて去っていく間、いろんなことがありました。
大袈裟ではなく、僕の中のある一部分は、あの時すでに死んでいたのだと思います。

でも僕は、今は、なんとか生きております。
家族や、メンバーや、友達や、諸先輩がたや、職場の人たちや、ライヴにきてくださる皆様や、僕やwearerのことをどこかで気にかけてくださっている皆様や、とにかくたくさんの人に助けてもらって、生きております。
あらためまして、ありがとうございます。
このご恩を少しでもお返しするため、これからも、働いて、働いて、そして音楽を作っていきたいと、思います。

そして陽介、今まで本当にありがとう。
きっと、またいつか。

皆様、改めまして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。