平素より大変お世話になっております。
そしてブログ上では大変ご無沙汰しております。
wearerのYKです。
このたび(2014年5月)、wearerのウェブサイトがリニューアルいたしまして。
(デザイナーの方に、すごくすてきな、これまでwearerをご存じなかった方がwearerに興味を持っていただけるような感じに、仕上げていただきました。稲葉さん、本当にありがとうございます。)
で、その新しいトップページに、このブログへのリンクを貼っていただいているのですが、肝心のブログがまるで更新されていないのでは、せっかくご覧いただいているかも知れない方に、大変失礼なのではないか、と、そんな気持ちでブログをしたためている次第であります。
そしていい機会なので、今後はなるべくまめにここを更新していきたいと思います。
できる限り、たいした意味のない、ただ日々をつづるようなものになればよいな、思っております。
そしてまるで更新される様子がなれれば、ひと言「こら!」と言ってやってください。
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いきなりご報告めいた話で恐縮なのですが、産休中だったwearerのベース・ヴォーカル、えいちゃんこと佐々木詠子が、先日無事に出産いたしました。
先日メンバーみんなでお祝いを渡しにいってきましたが、母子ともに元気です。
赤ちゃんは、えいちゃんによく似た、かわいらしい女の子です。
産休中だったえいちゃんは、これから引き続き育休に入ることになるのですが、彼女のことだから、きっとかっこいいお母さんになって、またうつくしい歌を歌ってくれると、思っております。
本人も、また歌いたいと、申しております。
当面の間、wearerは変わらずの男所帯ですが、引き続きご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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今年に入ってサポート・メンバーを加えたwearerですが、もう既に何度も演奏する機会をいただいており。
今年最初のライヴが中塚武さんとご一緒だったのを皮切りに、ありがたいことに諸先輩がたとご一緒する機会が本当に多く、これまでにないプレッシャーの中、とにかく懸命に演奏してきました。
恵比寿BATICAのアニヴァーサリーではCHABEさんやThe Pat、PUNPEEさんとご一緒だったり。
初めての高円寺HIGHではヒダカトオルさんのGALLOW、そしてbig the grapeとご一緒だったり。
勉強させていただきました。
ご覧いただいた皆様、本当にありがとうございました。
そして次回のwearerは5/31土にShimokitazawa SOUND CRUISINGに参戦です。
母親に「小林幸子さんとおなじイヴェントに出る」と報告したのですが、話が斜め上を行き過ぎて、なんのことやら未だに理解できていないようです(おかげでびっくりするほど薄いリアクション)。
CDを出したときもそうなのですが、家族にとっては僕のやっていることなど「単なるサラリーマンのはずなのに、こいつはいったいなにやってるんだろう」と、ただ意味不明な行動に映っているようです(とにかくリアクションが薄い。タワレコにCDが並んでても薄い)。
ええ、頑張ります。
Shimokitazawa SOUND CRUISING、wearerは下北沢ReGにて16:30から演奏します。
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
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そもそも、このwearerというバンドは、僕とえいちゃんではじめたバンド。
最初いたメンバーが抜けたり、入れ替わったりする中、えいちゃんだけがwearerを続けてくれたんだ。
僕の書いた歌を、あの頃は、えいちゃんだけが、いいと言ってくれた。
そのえいちゃんが、結婚して、お母さんになって、バンドをお休みして。
とうとう、wearerの初期メンバーは、僕だけになってしまった。
それでも、当然のこととして、別段決意めいたものは何もなく、僕はバンドを続ける。
ただ、遠くへきてしまったな、とは思う。
空想ほどは高く飛べなくても、それでも、期待の、予想の、少しずつ外へ、はみだすようにして。
最近ふと思うことは、「しあわせ」と聴いて多くの人が思い浮かべるイメージの中には、たくさんの決まりごとがあるんだな、ということ。
「しあわせ」とは、ああしなくちゃいけない、こうしなくちゃいけない。
時にそのイメージをなぞるようにして生きた方が、楽なことも、あること。
もちろん、本来「しあわせ」には決まりごとなんてひとつもなく、人それぞれのものであって、他の誰にも決められないということ。
でもそのうえで、それでも、自分だけの「しあわせ」を自分だけで決めるのは、すごく、勇気がいるということ。
月曜から金曜まで、ネズミ色になって働いている僕は、それでも歌を歌いたいと思っていて。
それってやっぱり、見る人から見れば、すごくおかしなことで。ゆがんだことで。いびつなことで。
だから、僕は、たくさんの人が思い浮かべるような「しあわせ」はもう手に入らないかもしれない、とも考えていて。
だって見方によっては、こんな時に、お金にならないロックンロール・バンドを続けることなんて、クリアできないドラクエⅢをいつまでもやり続けていることと、大差ないわけで。
夕暮れ時に、みんな一抜けしていく遊びを、僕はたったひとりでやっているだけなのかもしれない。
「おまえ、まだそんなことやってんの?」って言われながら。
みんなもう、あたらしいよろこびを見つけて、どんどん大人になっていく、こんな時に。
それでもね、僕はバンドを続けます。
大体、えいちゃんが戻って来たいと言っているんだ。
続けるしかないよ。
それに僕には、まだ懲りずに、歌いたい歌がある。
まだそれがどんな歌なのか、僕にもわかっていない、まだ見ぬ歌も、含めて。
どこかで、僕らの歌を聴いてくださっているみなさま、あらためまして、本当にありがとうございます。
少しでも心に響くもの、作っていく所存です。
よければ、この先もお付き合いください。
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長くなってしまいました笑
これからスタジオにこもってきます。
去年のこの時期はくそほど休日出勤していましたが、今年は心置き無くスタジオで演奏できる、そのよろこびをかみしめながら。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。