2012年8月31日金曜日

wearerのウェブサイトできました。

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


この度、ついに、とうとうのとう、wearerのウェブサイトができました。

http://www.wearer.jp/

soundcloud(デモ音源)、YouTube(動画)、tumble(ブログ)など、ウェブ上に散在するwearerの情報が一カ所に集められたサイトに仕上がっております。
最新のライヴ情報なども随時アップしていきますので、皆様、どうぞご愛顧ください。

ここからたくさんのweararが、皆様のところへ届きますように。

ちなみにこのウェブサイト、我らがドラマー・佐藤陽介が作成したものです。
あいつすげえな。

引き続き、何卒よろしくお願いいたします。


 

2012年8月29日水曜日

0829

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


あの街へ向かう間、僕は電車の中でずっとお酒を飲んでいた。
ただ昼間からお酒を飲む口実が欲しかったのかな、と思った。
とにかくお酒が飲みたかった。

友達は急な呼びかけに応えてくれた。
着の身着のまま手ぶら同然でやってきた僕を、親切に受け入れてくれた。
引き続きお酒を飲んで、つもる話をした。

ただ情報を言葉に載せるのではなく、伝えたいことに相応しい言葉を編むということ。
僕は彼の話を聞くためにこの街まで来たのかもしれない、と思った。

また、別の友達は、わざわざ子供をつれて僕に時間を割いてくれた。
うれしかった。
歯止めのきかない、時の流れよりもっと激しい流れを感じた。

何から何までありがとう。

友達と別れたあとも、夜に華やいだ河辺でお酒を飲んでいた。
にぎわうたくさんのひとたちを横目に、迷惑にならないように、コンビニで買ってきた発泡酒を飲みながら、友達がくれたギターをずっと弾いていた。

別に戻ってくるつもりもなかったのに、結局ここへ戻ってきてしまったな、と思った。
願いがひとつ叶うなら、今すぐに声が聞きたい、と思った。

自分の冴えない髭面を見て、これは本当に修行のようだな、と思う。
時間とお金を火にくべて燃やす。
その煙をありがたく全身に浴びる。

これから渋谷へ帰って歌をうたうだなんて、本当にどうかしてる。
でも、それが僕のずっと欲しかったものだ。
僕が望んでいた人生だ。
感謝と、何より愛を込めて、昨日書いた歌をうたいたいと思う。


願いがひとつ叶うなら、今すぐに声が聞きたい、と思った。

2012年8月27日月曜日

0827

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


FURAGO企画@下北沢ベースメントバー、無事に終わりました。

FURAGO、BALLOON88、wearerのスリーマン。
wearerにとって、今月2本目のスリーマン。
過酷だったけど、たくさんのお客さんが見にきてくださって、なんとか乗り切りました。
ありがとうございました。

毎年この時期になると、理由もなくとにかく気分が落ち込む。
ここ何週間か、「お腹減ったなー」と思うのとおんなじ感じで「死にたいなー」と思っていた。
たぶん、季節のせいなのだろう。
天気のせいなのかもしれない。

ライブの日も、BALLOON88のリハを見ながら「あー、今日死ぬかもなー」とか思っていたのだが、自分たちのリハで音出しをしたら、体の奥から何か湧き上がってくるものがあり、希死念慮はおさまった。
バンドってすごいんだな、と思ったし、僕はバンドやってないと死ぬんだな、と思った。

この日はお客さんがとにかくあたたかくて、とてもいい演奏をすることができた。
だけど、死にたいとか思ってるんだから、もっと死ぬ気でやらなきゃだめだと思った。
現に僕はこの日ステージでは死ねなかった。
精進します。
皆さん、今後ともwearerを何卒よろしくお願いいたします。

打ち上げは悪い夢を見ているかのようだった。
なるべくならもう忘れたい。


とにかく遠くへ行きたいと思う。
自分が消えてなくなるほど遠く遠くへ。
でもどれだけ遠くへいったところで、僕はどこへも行けないのだろう。

僕はどこへも行けやしないのだろう。
それでも僕は遠くに行く。
遠くへ行くんだ。

啓示があった。
まったくその通りだ。

遠くへ行く。
遠くへ。

2012年8月25日土曜日

0825

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


久しぶりに高校の同級生と池袋で飲んだ。

池袋という街と出会ってからもう15年以上たつけど、いまだにいきつけの飲み屋がない。
決して嫌いじゃない。
でもそういう街だ。

彼は自分のやりたいことを仕事にしていて。
より正確にいうと、自分のやりたいことと直結したことを仕事にしていて。
お金を稼ぐことが、そのまま自分の欲しいスキルやキャリアにつながるなんて、やっぱりすごいなと思うし、うらやましい。
もちろん、苦労も多いと思うけれど、なにごともシンプルなほうが強いと思うから。

HOTELSの高橋くんが農業をはじめた、っていう話をこないだ聞いたんだけど、もっと本格的に自給自足のため農業をやっているミュージシャンもいるようで。
好きなことでお金を稼ぐ云々とか、好きなこと以外はやりたくない云々ではなく、もっとものをつくることに対して真摯になるために、まずその環境をつくっていくということを、そろそろ真剣に考えなくてはいけないのかもしれない。
いや、いきなり仕事を辞めるとか、そういうことではなく。
もっと環境を自分にフィットさせるということを、していったほうがいいのかもしれないな、と思った。

人生は、長いとか短いとかではなくて、いつか必ず終わる。
余計なものがあるなら、取り除くか、それができないならとことん愛するしかない。

友達は、頭皮をマッサージする器具をプレゼントしてくれた。
さっそくやってみたら、気持よすぎて逆にはげそうです。


夏だ。
こんなに空が青いというのに、もうさよならの素振りだ。
そして、こんなに空が青いというのに、今日も僕らは薄暗い地下で、大きな音でギターを弾いて歌ったりするのだ。
かなしいが、そうだ、それが僕の望むものだ。

冷房が効きすぎた千代田線でこれを書いている。
人間はなんでもかんでも忘れて行く。

今日は下北沢ベースメントバーで。
19時から。
wearerが夏の終わりを歌う。

2012年8月24日金曜日

あの頃のことは、夢の中へ。

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


先日、大学時代のサークルの先輩たちと久しぶりに飲んだ。
地元で就職していたある先輩が、転勤で東京に戻ってきて、おかえりなさいの会をしたのだった。

僕は軽音楽のサークルに入っていたのだけれど、それはそれは硬派なサークルで。
僕はそこで「ブラーやオアシスなんてチャラチャラしたもん聴いてんじゃねえよ!」と先輩に叱り飛ばされ、あげくジャコパスを延々と聴かされるといった日々を送っていた。

当時はみんな片想いをこじらせていて、クリスマスイブの夜に男だけで集まって、モスチキンを食べながらキムタクのドラマを見る、といったようなハードコアな経験ばかりつんでいた。

男の子たちはみんな音楽が大好きで、冴えなくて不器用で、そのくせプライドばっかり高くて、いつも何者かになろうと必死になっていた。
でも、女の子たちは、不思議とみんなかわいかった。
キャンパスが山奥過ぎて、携帯が圏外になろうが、一向に気にならなかった。
魔法の日々だ。

先輩たちは、みんな立派な社会人で。
ほんとは僕なんかより、ずっとずっと音楽のスキルが高くて。
それでも、僕みたいなもんがまだバンドを続けていることを、喜んで応援してくれて。
いつもたまらない気持になるな。

先輩たちにかぎらず、もうあまり会えもしない古い友人たちにも、僕がバンドをやっていることが伝わるといいな。
僕は大人になったけど、思い通りにいかないことばかりだけど、それでもまだ、好きなことを好きでい続けていると、伝わればいい。
たくさんのひとが思い描くようなしあわせは、もう手に入らないかもしれないけど、僕にはまだ夢があると、届けばいい。
そしたら、ほんの少しでいい、くすぐったいような、胸をかきむしられるような、そんな気持になってくれたらうれしいな。

すてきな大人が集まったおかえりなさい会は、二軒目でモヒート飲んで終電で解散した。
ちょっと前まで、朝までカラオケいってはしゃだりしてたのにね。
夜明けがこんなに遠くなるなんてね。

なんていうことを思い出しながら、今日も終電でギター背負って家路につく。
つぶれそうな胸と、響きもしない歌と、疲れ果てた心と。

2012年8月22日水曜日

好きすぎてキレそう、って最高のタイトルですよね。


仕事。
あたらしい部署の仕事は、とにかく奇妙な仕事だ。
わからないことが多過ぎて、久しぶりに頭が真っ白になる。
しかも上司がものすごい仕事できるひとなのでプレッシャーが半端ない。
今にもはげそうです。

膨大かつあまりにも専門的な資料、重箱の隅をつつくようなやりとり、鉄仮面のような課長、青い空…とにかく、つくづくこの仕事向いてないんだなー、と思う。ほんとに。

でも、だったら何が向いてんだよ、って話ですからね。
ロックバンドが向いてんのかっていうと、完全に向いてませんからね。
やりたいからやっているというだけで。
しかし、やるからにはとことんやりたいというだけで。

僕がやっている奇妙な仕事も、ロックバンドも、ちいさな社会の中の、ささやかな営みにすぎない。
おんなじなんだ。
要は誰に届くのか、ってことだ。

今抱えているこの珍妙な仕事について、やがて届くだろう人々の顔が見えた時、僕は少しだけ理解することができた。気がする。
やるからには誠意をもってやろう。
そして稼いだお金で仲間を守ってお酒でも飲もう。

そして今日も、あなたにだけ届けばいいと願いながら、僕は歌っている。
本当の自分などどこにもありはしない。
全部がほんとで、全部が嘘だ。


こないだ、DENSHI JISIONのドラマー、げんちゃんと僕の地元で呑んだ。さしで。

げんちゃんは、なんと僕より10歳も歳下なのだ。
どういうことかというと、彼が中学生の頃には、僕はもう就職してたってことだ。
10歳下の友達ができるとか、バンドやってなかったら、なかなかそんな機会ないんじゃないか。

僕はいい歳ぶっこいて、20代の終わりにwearerをはじめた。
頭がどうかしてるとしか思えないが、とにかくはじめた。
なんのつてもなく入っていったライブハウスのシーンは、当然周りは歳下の人たちばかりで、それでもみんな「芸歴」は僕よりずっと長くて。

それでいて、みんなしっかりしてるんだよな。
僕は20歳の頃、30代の人とまともに会話できてなかったと思う。
失礼過ぎて。

僕はそういう歳下の先輩たちに囲まれて、親切にしてもらって、なんとか歌っている。

音楽が僕から奪って行ったものは果てしないが、だが音楽から得たものも果てしない。

ちなみにげんちゃんはめちゃくちゃお酒強くて、つられて呑んでたら気絶した。

2012年8月21日火曜日

0821

いつもお世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。

毎年この時期になると、とにかくセンチメンタルがひどいです。
業務に差し障りがあります。

理由はたぶんありません。
「雨が降る前には節々が痛む」ようなものです。

大体毎回頭の中で会いたいと叫んでおります。

そしてブログをもうちょっとまめに更新して行こうかなと思う次第であります。


この8月で職場が異動になった。

仕事の内容があまりに変わってしまい、とまどいしかない。
GLAYの「とまどい」ばかり聴いています。
すいません、嘘です。

以前背中合わせに仕事をしていた同僚と、また席を並べることになった。
彼は随分前に遠く西の方に帰ったはずだったのだが、なぜだかまた一緒に仕事をすることに。ご縁だ。

ただ、久しぶりに会った彼は、二児の父親になっていた。
一児っていうか、二児っておまえ…
毎日愛妻弁当を持参する彼とは、お昼ご飯を一緒に食べに行くこともないし、カラオケでTM NETWORKを歌うことも、もうないのだろうな、と思う。
時は流れる。

あたらしい職場は、大きな大きな小綺麗なフロアに、たくさんの人が黙々と働いていて。
なんでもスーパークールビズとやらで、みんな思い思いの格好で業務にあたっていて。
まるでテレビに出てくる外資系企業みたい。

とてもとても大きな窓からは、死にたくなるほど青い夏の空がいつも見えて、僕はなにやってんだろうと思う。
思えば遠くへきたもんだ、と思う。


ある日どでかい逆転満塁ホームランが出て、人生が一変するようなことはないとわかった。
でも、やり続けていれば、願い続けていれば、人生はよりよいほうに少しずつ流れて行くことも、よくわかった。

結局、人生は願ったようになっていく。
どんなつまらないひとでも、チヤホヤされたいと命をかければチヤホヤされるようになる。
どれだけの覚悟が、どれだけの執着があるのか、というだけの話だ。
だから、当たり前だが、できることから積み重ねていく。
嘘のない言葉を紡いでいく。


「過去など振り返っても仕方ないがないから思い出などいらない」などと嘯く人間に対して「思い出」を擁護する言葉があるとすれば。
思い出とは、ただやさしくなるためにあってもいいものだと、僕は思う。

これほどまでに孤独や退屈をまぎらわすためのツールが発達し蔓延していれば、まぎらわせたくなるのが人情ってもので。
それでも僕は、孤独は我々の味方だと思う。
我々のことをよく知る、愛すべき隣人だと思う。

ほんとのことなどわかるわけもないし、どうでもいい。
だから何もかもが嘘であったとしても、僕だけが馬鹿を見ているとしても、僕はあなたのきれいな顔を知っているから、今日もそのことを歌う。

夏は終わるか、また来るか。

いつもお世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。
だいぶ更新が滞ってしまいました。

日本じゅうが、やれフジロックだの、やれオリンピックだの、やれ花火大会だの、国をあげて楽しんでいるときに、土日出勤しておりました。
黙々と仕事をしておりました。

駅前までやってきたとき、夏特有の若者の浮き足立った感じに驚愕しました。
こうね、今晩に何かを期待している、何かあるんじゃないかという、何もなくてもちょっとはあるんじゃないかという、あの感じ。
楽しそうだな、おまえら…

そろそろ心が折れそうです。


どんだけ遅れてんだよという話ですが、遅ればせながら、DENSHI JISION企画にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
呼んでくれたDENSHI JISION、ほんとにありがとう。
僕らも心のこもった演奏ができたと思うな。

DENSHI JISIONと出会った時からプレイしているこの曲を、あらためてDENSHI JISIONに捧げます。


そして、いつものことですが、とにかく野次が半端ないのがこちら。野次がすごい。野次とともに、曲をお楽しみください。



8月に入ってからは、下北沢モザイクにてACHOO企画に出演しました。
ACHOO、the milky tangerine、 wearerでのスリーマン。O.A.にRiverside Creature。


僕らのやってる音楽を語るうえではずすことができないキーワードのひとつが「90年代感」だと思うですが、この日の主催のACHOOも、 僕らとはまた違った「90年代感」を持つバンドで。
いわば、兄弟子みたいなもんです。ヒュンケルです。
すいません、ヒュンケルって言いたかっただけです。


そしてミルタンことthe milky tangerineはやはりこのキラーチューンが。
ライヴ翌日の仕事中、頭の中で鳴りっぱなしでした。


twitterで僕のフォロワーの方が、「wearerとミルタン共演しないかな」とつぶやいた矢先に実現したこの不思議なご縁。
どうぞ末永くよろしくお願いします。

きてくださったみなさん、対バン・関係者のみなさん、 何よりACHOO、ありがとね。
毎年恒例のえいちゃんの誕生日もお祝いできて、この日はほんとにいい一日でした。



そして、今週末、なんともう一本スリーマンがあります。
常軌を逸しております。


2012.08.25(土)@下北沢BASEMENT BAR
FURAGO presents “AUGUST’s SIX” vol.2
LIVE: FURAGO / BALLOON88 / wearer
DJ:kev’ari pop & Junya(give me wallets)
open 18:00 / start 18:30  adv2000 / door2000

盟友FURAGO、そして大先輩のBALLOON88とのスリーマン。
これは命の削り合いになるに違いありません。

wearerはトップバッターの19時から。
やめてくれというまでビールをおごります。
よろしくお願いいたします。