2015年10月24日土曜日

wearerからのおしらせです。

平素より大変お世話になっております。
wearerYKです。

日頃よりwearerの活動に御理解・御協力いただきまして、誠にありがとうございます。

この度、wearerのドラマー・佐藤陽介が、wearerの活動を離れることとなりました。

皆様には御報告が遅くなり、大変失礼いたしました。
wearerは新しい体制にて、立ち止まらずに活動してまいります。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

☆ ☆ ☆

久しぶりにブログを更新したと思ったら、メンバーの脱退を報告することになってしまい、僕自身がドン引きしています。
「脱退」とか「活動休止」とか「解散」のことを、「前向きな決断です」みたいに言ってる声明をよく見かけますけども、僕はとてもじゃないが、そんな気持ちにはなれないなあ。
だって、あれほど一緒に過ごした仲間がいなくなるんだぜ。
どこをどうやったら前向きな気持ちになれるんだろうか。わけがわからん。

でも、それでも、僕はwearerを続けます。
むしろガンガンにやります。

バンドは(バンドに限らずなんでもそうですが)、続けていけばいくほど、活動の状況が当初と変わっていったりします。
wearerも、特にCDを出してからというもの、状況が少しづつ、ですが確実に変わっていきました。
そしてこれから、まだまだ、まだまだ変わろうとしています。
陽介自身の生活も年々変わり続ける中、バンドの状況と陽介自身の状況が、マッチさせられないところまで離れてしまったのでしょう。
僕はそんなふうに思います。

はじめて陽介のドラムを見たのは、陽介がwearerの前にやっていたnanocycleのライブをYouTubeで視聴した時でした。
僕には、楽器が上手だとか下手だとかよくわからないけど、とにかく圧倒的な音圧で四つ打ちを叩いていた。
ズバズバとくる鳴りが最高だなー、と思った。
僕の大好きなドラマー、スーパーカーのコーダイさんを彷彿とさせる感じがあった。
その音に惚れ込んだ僕は、前任のドラマーと袂を分かった後、迷わず陽介を誘った。
今の僕らに足りないのは、この音だと、本当にそう思ったから。

バンドは、楽器が上手な人間が集まればうまくいくというものではないのかな、と思います。
そういう点で、wearerはメンバーに恵まれたバンドで。
みんな音楽的な才能以上に、人として信頼することができて。
陽介も、もちろんそのひとりです。
演奏だけではなく、いろんな局面で助けてもらったよなー。
それに彼には、楽曲の中にストーリィを作るセンスがあって。
僕は曲作りをする上で構成に迷った時には、すぐに陽介に助言を求めてました。
陽介の言葉にはいつも嘘がなく、だから僕は彼を頼りにしていました。

それでも別れってあるもので。
おそらくそれは、バンドの責任者である僕が、ずっとずっと背負っていかなければならないことなのだと思います。

☆ ☆ ☆

陽介がバンドから去り、10月、wearerはまったくの新しい姿で2本のライブに臨みました。
結成したときには想像することもできなかった、新しい姿で。

僕は、バンドとは、仲間と出会いながら続ける旅だと、思っています。
バンドもそうだし、きっと仕事もそうだし、生きているということが、そうであってほしいし。
もちろん時には別れもあるけれど、続けていけば、また出会いがあるわけで。

wearerの新しい姿は、僕らが転げるように旅を続けていく中で、なるべくしてなった姿です。
みんな、旅を続けていなかったら出会えなかった、最高の仲間です。
カリオストロの城的に言うと「なんと気持ちのいい連中だろう」というやつです。
だから僕は、旅を続けます。

僕はこの新しいwearerに、すごくワクワクしています。
この新しいwearerに見合った、すてきな曲を描きたいと、今は切にそう思っています。

☆    ☆    ☆

今年、特に、夏がやってきて去っていく間、いろんなことがありました。
大袈裟ではなく、僕の中のある一部分は、あの時すでに死んでいたのだと思います。

でも僕は、今は、なんとか生きております。
家族や、メンバーや、友達や、諸先輩がたや、職場の人たちや、ライヴにきてくださる皆様や、僕やwearerのことをどこかで気にかけてくださっている皆様や、とにかくたくさんの人に助けてもらって、生きております。
あらためまして、ありがとうございます。
このご恩を少しでもお返しするため、これからも、働いて、働いて、そして音楽を作っていきたいと、思います。

そして陽介、今まで本当にありがとう。
きっと、またいつか。

皆様、改めまして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


2015年6月11日木曜日

まるで手紙を書くようにして。

平素より大変お世話になっております。
wearerYKです。

SNSに日々の泡のような想いを吐き出すにつれ、なかなかブログに書く言葉が見つからず、放置してしまいがちな当YK BLOGですが、そんな当YK BLOGを尻目に、Tumblrで交換日記を始めました。

「UD氏とYKくん」

僕の学生時代からの友人に、大阪で仏文学研究をしているUD氏という人物がおりまして。
この遠い街に住む友人と、交換日記をしております。

仕事をのぞけば、基本的にバンド関係の友人とのつながりで成り立っている僕の毎日ですが、どんなに注意深くなっているつもりでも、己の視野とは日に日に狭くなりがちなもの。
このアカデミックな友人とやりとりをすることで、できることなら、僕が当たり前だと思い込んでいるたくさんのことを打ち壊してしまいたい。
そんなふうに思ったり、思わなかったりして、始めました。
もちろん、この昔からの、今は遠くの友人に、僕はまだここで歌っていると、単純にそのことを、手紙を書くようにして伝えたかった、という気持ちもあります。

これは相手があってのことなので、その相手にひっぱられるようにして、今のところコンスタンスに更新することができています。
こののろまなブログと併せてご愛顧いただければ幸いです。

この機会に、このブログの使い方を、あらためて考えてみるのもいいかも知れません。
綴りたい言葉は、あれやこれやあるはずですので。


なんか単なるご報告になってしまったので、最後は下北沢サウンドクルージングの様子でお別れです。
改めまして、ありがとうございました!!!!!






2015年3月19日木曜日

大阪ありがとうございました!

平素より大変お世話になっております。
wearerYKです。

もう2015年も3月が半ばを過ぎましたが、wearerは先日やっと今年初ライヴを行うことができました。
しかも大阪で!
ごらんいただいた皆様、本当にありがとうございました!
wearer史上初の大阪ライヴでしたが、たくさんのお客様にあたたかく受け入れていただき、本当に本当に嬉しかったです。




「こんばんはwearerです!」っていういつもの挨拶に、「待ってたー!」って言ってくださった方がいて。

僕は月から金までガチガチに働いているサラリーマンなので、そのせいもあって、wearerはなかなか遠くの街で演奏するようなことはできなくて。
それでも、CDをリリースして以降、いろんなところに僕らの音楽を知ってくださる方がいて。
こんな、ただの一介の冴えないサラリーマンの歌を知ってくださる方が、大阪にもいらっしゃるだなんて、まじですげえことだよなー。
何より、初めて演奏しにくる街に、僕らを待ってくださってた方がいるなんて!
これがしあわせでないといったら、いったい何をしあわせというのだろう。

大阪の皆様、こんな「東京」の歌ばかり歌っている僕らの演奏を聴いてくれて、本当にありがとうございました!
もっともっといい曲を書いて、もっともっといい演奏ができるようになって、またうかがいたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!

そして今年のキックオフが、大阪でこんなすてきなイベントで演奏できたこと、これも呼んでくださったClub BAGSYの皆様のおかげです。
ありがとうございました!
朝まであんなにたくさんの人か残って楽しそうに踊っていたのは、皆様の音楽に対する愛の力だと思っております。
影正さんとなっちゃんが、wearerDJでかけてくれたことも、ほんとに嬉しかった!
vijonの皆様もありがとうございました。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

そしてこの日は、新サポート・メンバーsoosuの初ライヴの日でもありました。
このひとが音楽の現場に戻ってきてくれたことが、僕はほんとに嬉しくてさ。

一緒にスタジオ入るようになって、奴のセンスには、本当に驚かされることばかりです。
ほんとにね、すごいんだ。
東京の皆様にも、早くこの新しいwearerを見て欲しい。最高だから。
今年は、このsoosuとともに、ライヴだけじゃなく、新しい音源の制作に挑みます。
きっとすごいものができるから、お待ちいただけると、嬉しいです!

それから、やっぱり今回のツアーは、totosと一緒だったから、楽しさ倍増だったんじゃないかなと思います。
KY先輩、いつもお気遣いありがとうございます。大阪で見るtotos最高でした。

僕はヘアブレが大好きだったから、ハイフラとご一緒できたことはまじでまじで光栄でした。
バーズメルトやオトコンポ先輩、おなじみの方々もご一緒で、何もかも夢のように楽しかったなー。ほんとに。
やついさんのDJも、フロアを巻き込むパワーが半端なかった!
行きも帰りも、ずっとぜんぶ楽しかった。こんなことって、あるんだな。

大阪の夢から現実に戻った私は、早速辛い労働に従事しておりますが、それでもキラキラした想いを胸に、今年もどこまでも駆け抜けていこうと、決意を新たにしている次第でございます。

僕みたいな凡人の歌だって、遠く遠くまで響くことがあるんだ。
だからきっと、好きなことは、どんなかたちであれ、続けていたほうがいいよ。僕も死ぬまで歌っていたいよ。ほんとにさ。

こうして2015年のwearer、無事に走り出しました。

改めまして、どうぞよろしくお願いいたします!







2015年2月28日土曜日

2015、よろしくお願いいたします。



平素より大変お世話になっております。
wearerYKです。
2015年になって、早ひと月がたってしまいました。
今更感が半端ないですが、本年も何卒よろしくお願いいたします。

目下制作期間中のwearerですが、2015年のキックオフに向けて、アーティスト写真を新しくいたしました。

(撮影は僕らのライヴ写真でもおなじみの佐藤早苗さん。おかげで、すごくすてきな仕上がりになりました。ありがとう!)

wearerはこの新しい姿で、今年もいろいろ挑んでいきたいと思います。
3.14の大阪でのライヴ以外、しばらくライヴはないのですが、新曲たくさん書いていい音源を作りたいと思っておりますので、しばしお待ちくだされ。何卒よろしくお願いいたします。

で、まあ新しいアーティスト写真をご覧いただければおわかりになるように、キーボードの田村ケンジが、ちょっとwearerをお休みすることになりました。
去年今年と、ケンジさんの暮らしにいろんな節目があり。そんな中で音楽活動よりも、もっともっと優先しなくてはいけない、大事なことがたくさんあり。
僕らは、そのたくさんの大事なことのために、ケンジさんにバンドを休んでもらうことにしました。
ライヴも、新しいアルバムの制作も、今年はケンジさん抜きで行きます。
もちろん心細くはあるけれど、僕らは立ち止まるわけにはいかないから。
今年は去年よりずっといい演奏をして、前作を越える音源を作ってみせます。やります。

えいちゃんがお休みにすることになったときも、僕はバンドを止めずに続けることを選びました。
音源ではツイン・ヴォーカルの曲を、ライヴのおいて僕がひとりで歌うこと自体にいろんな意見がありました。
「ツイン・ヴォーカルを売りにしてんのに、ヴォーカルがひとりしかいないならライヴなんかやらなきゃいい」みたいなことを言われたりもしました。
確かにCDを聴いてくださったお客様にとっては御期待に添えない部分もあったでしょうし、いつにもまして明確なコンセプトやキャラクターが必要とされるこのご時世に、僕らのようなあやふやなバンドは、なんてプロモーションの下手くそな連中だと思われていたことでしょう。

それでも僕は、休まずに続けて本当によかったと思っています。

バンドとは、僕にとって長い長い旅のようなもので。いろんな人が出たり入ったりしながら続いていきます。
旅の最中は、ずっと前で戦ってる人もいれば、後ろを守っている人もいれば、馬車の中に引っ込んでいる人もいれば、ルイーダの酒場に控えている人もいるのです。
傷つき倒れることだってあるけど、それでも旅は続きます。
どうして旅を続けるのか、それは正直、僕にもよくわかりません。
ただひとつ言えるのは、もし旅をやめたら、死ぬほど後悔するだろう、ということだけです。

ケンジくんは演奏することはないし、制作に関わってもらうこともできないけれど、それでも僕にとっては大事なメンバーのひとりです。
僕はとにかくwearerを続けます。
いつ誰が、この場所に戻ってきても、僕がちゃんと受け入れられるように。

ちなみにえいちゃんは、相変わらず育児を優先しております。でも、レコーディングには参加してもらうし、ライヴもここぞというときには引っ張り出してくる予定です。

その時できる面子で、その時できる最高のことをやればいい。それが僕にとってのwearerです。
わかりづらくてごめんなさい。
でも、心を込めてやります。

今年一発目のブログが、なんだかシリアスな感じですいません!
でもwearerは着実に次のステップに進んでいるし、本当に頼もしい最高の助っ人も決まっています。早くみんなに、この新しい体制でのライヴを観て欲しい!
頑張ります。

今年もwearerは立ち止まらずに駆け抜けていきます。
皆様、何卒よろしくお願いいたします!