2012年7月16日月曜日

すみれファンファーレ

いつもお世話になっております。 センチメンタル日本代表、wearerのYKです。

週の終わりに食あたりになったようで、おなかがものすごいいきおいで急降下していきました。
2キロ痩せたわ。 まじで
僕がいったい何をしたというのでしょうか。


渋谷のとある本屋に立ち寄った。
ジョジョの続きと、大島弓子の「綿の国星」を買おうと思っていたのだ。

そしたら、本当に偶然、こんなものを見つけた。





















大学の軽音サークルの一つ下の後輩に、くにちゃんという女の子がいた。
なんでも、田中邦衛の物まねをしてたらそんなあだ名がついたそうで(でも実際は全然似てないんだけど。)
彼女はドラマーで。とても素朴な人柄の持ち主で。いつもニコニコしていて。それでいてなんだか涙もろくて。
僕たちはスーパーカーやグレイプバインのコピーバンドをやったりして、おんなじ時間を過ごした。

卒業して、彼女に会うことはもうなくなった。
そしたら、あの頃からイラストが上手だった彼女は、僕の知らない間に漫画家になっていたんだ。
くにちゃん、頑張っていたんだね。

僕は大学を卒業して、就職して、いろいろあって、バンドをやらなくなった。
だから、20代の終わりにwearerを始めるまで、僕はまともなバンド活動などほとんどしたことがなかった。
本当に長い間、暇さえあれば僕はお酒を飲んでばかりいた。
毎週金曜土曜は朝まで遊んでいて、隙あらば平日も朝まで遊んでいた。
明日のことなどどうでもよかったし、もちろんその先にある日々のことなど、何も考えていなかった。

Why don't you dance with me.
そう、僕はたぶん、自棄になっていたんだ。たぶん。

その後幸運にもwearerと出会うことができた僕は、今は音楽をやることができている。
でも僕が腐っている間にも、くにちゃんはどこかの空の下で、こつこつと努力を重ねていたのだろう。
そしてそれはきっと、僕が軽々しく「こつこつと」なんて 描写してはいけない日々なのだろう。
それにしても、漫画家になっていたなんてね。
最高じゃないか。

くにちゃん、漫画買ったから、これ書き終わったらゆっくり読むよ。
僕も頑張るよ。
ありがとう。


ガイ・リッチーの「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」見る。
DVDで。

最初はふざけんなよと思っていたロバート・ダウニーJr.のシャーロック・ホームズ、前作も見たけど、これが思ったより全然面白い。
ちゃんと端々に、原作に対する敬意と愛情を感じるところが、何よりいい。
食わず嫌いしている原作ファンは、とりあえず見た方がいいと思うな。


明日は(明けて今日ですけれども)DENSHI JISION企画にwearer出ます。
場所は、はじめての新宿MARZ。

思えば、初めて青山LOOPで出会った時から、早3,4年くらいか。
その後いきなり人気者になっていったDENSHI JISIONを見て、僕もいろいろ勉強させてもらったなあ。
初めてMARZでDENSHI企画見たときなんて、盛り上げり過ぎてておじさんひいちゃったもの。
その頃のwearer企画なんて、お客さん3人とかですからね、まじで。
バンド格差社会を感じました。
そのDENSHIと、彼らのホームであるMARZでやれるなんて、なんだかうれしいよ。

でも、やるからには、これっぽっちも負けるつもりはないからね。
心を込めてやります。
まるで夏休みが終わってしまうかのような気持ちで演奏します。
wearerは20時から。
みなさん、ぜひとも。


頼まれもしないのにいろんな荷物増やして、勝手に折れそうになることもあるんだ。
それでも誰かとお酒を飲んだり、街の風を感じたり、遠くあの人のことを想ったり、とにかくいろんなことを総動員して、明日に向かうんだ。
当たり前のことを書いてどうすんだと思うが、当たり前のことすらわからなくなることがある、今日この頃に。

2012年7月10日火曜日

最後の最後の最後に、君に届けばいいんだ。

いつもお世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。
先日行われたwearer×FURAGOの2マンライヴより、僕らwearerのライヴ動画をアップしました。

僕らはめまぐるしく変わる景色の中、数えきれないくらいのうつろう想いを抱えながら、日々生きているわけですが。
仕事一所懸命頑張らなくちゃいけないってわかってるけど、それでもなんだか今日はどうしようもなくだるい、とか。
いつでも思いやりを忘れずにいたいけれど、それにしてもこのところ疲れすぎてるからやさぐれちゃう、とか。
いい歳ぶっこいてこんな寄る辺もない暮らしがいつまで続けられるんだろう、お前正気か、とか。
とにかく今日の夕飯は餃子だ、とか。
そして、今日だけ、今夜だけは、あの娘のロックンロール・スターになりたい、とか。
僕は、こぼれていってしまうたくさんの、たくさんの想いが、一枚の絵ににおさまっているような、そんな歌を書きたかったのです。
これが僕にとっての、嘘がない「Rock'n'Roll Star」。
これが今の僕の答えです。届くかな。届くといいな。
週明け渋谷にて、久しぶりの友人と飲む。
焼き肉をたらふく食べて、センター街のバーでバーボンソーダ飲んで帰る。
僕らは大人になったけど、口をついて出るのは相変わらずせつないことばかりだ。
金曜日、仕事終わりに吉祥寺SEATA。ブッキングマネージャーの方にご挨拶。
からの下北沢CAVE-BE。エレキングの企画。まるでしげさんの人柄のようなあたたかいイヴェントだった。しげさん、エレキングのみなさん、おつかれさま、ありがとう。
なぜだか飲みすぎて始発までステージで寝る。
からの土曜日はライヴ。(M)otocompo企画@代々木ザーザーズー。
初めてのハコだったけど、中音がめちゃくちゃよくて、ほんとに気持ちよく演奏できた。
対バンもすてきで、特にLooser&Ribbonsさん、よかったなあ。きらきらしてた。
(M)otocompoは、もう圧巻のパフォーマンス。楽しかった。
お客さんを楽しませるための、このおしみない感じ。見習いたい。
前身のMotocompoのライヴをはじめて見たのは、大学生の時。新宿JAMだった。
あの頃のJAMには、ニューウェーヴとかギターポップのすごく良質なシーンがあって。
ネオアコといえばアズテック・カメラくらいしか知らない野暮ったい僕には、とにかくまぶしかったなあ。あこがれていた。
この日のザーザーズーは、あの頃のムードがふわりとありました。
(M)otocompoさん、お誘いいただき、ほんとにありがとうございました。
からの日曜日もライヴ。恵比寿BATICA。
対バンが、環ROY、鎮座DOPENESS、わっしょいキヨシ、バクバクドキン、もうめちゃくちゃ。
最近ヤスエくんとからみが多くてうれしいなあ。
お客さんもたくさん入って、すごくいい雰囲気のイヴェントだった。
演奏については、フロア寄りのオーディエンスの前で、僕らなりの筋が通せたと思う。
とにかく恐れずに。その一言に尽きる。
誘ってくださったサイトウさん、ありがとうございました。
サイトウさんの男気、しびれました。
これから応えて行きます。今後ともよろしくお願いいたします。
土日ライヴ2デイズで、週明け体がボロボロ。
まじで仕事行けないかと思いました。
ってか、「wearerのblogができたから、このblogには僕の毎日を書く」とか言って、結局バンドのことくらいしか書くことないよ、僕の毎日が。
考えよう。インプットを増やそう。

2012年7月1日日曜日

今日は中学生みたいにね、ほんとしょうもなくて、君を想っていたんだ。

いつもお世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。
なかなか口内炎がなおりません。痛い。まじで。
1年のうち250日くらいは口内炎ができているような気がする。
そして僕は途方に暮れる。


大変ご報告が遅くなりましたが、 此の度なんとwearerにもスタッフがついてくれることになりました。
フナちゃん矢野ちゃん という女子2人です。
なんともはや、ありがたいことです。

無精者の僕に変わって、彼女たちがwearerのバンドblogやfacebookを更新してくれています。

wearer official blog
wearer facebook

スタッフがついた、なんていうとなんだか生意気なようだけど、これはつまりwearerに新しいメンバーが増えたようなものだと、僕は思ってます。
僕にできることなんて、ほんとに、ほんのちょっとしかないから。
だからこれからも、いろんな人と力を合わせながら、仲間を増やしながら、音楽を続けて行けたらと思います。

スタッフの2人はウェブ関連の更新以外にも、ライヴ会場にて物販を担当してくれたり、フライヤーを配ってくれたりしてくれています。
その他にも僕らwearerと行動をともにすることが多いかと思いますので、みなさん、wearerともども2人をどうぞよろしくお願いいたします。

そして何より、フナ、矢野ちゃん、今後ともどうぞよろしくね。


wearerのことはスタッフの2人が記録してくれることと思いますので(そう、シャーロック・ホームズでいうところの、ワトスンみたいにね)、このブログは今まで以上に僕自身のしょうもない日々を、ただただ書き付けていこうと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。


このところの僕はといえば、やっと落ち着きそうな仕事を前に、なんだかぼんやりしている。
2マンの前は2マンのことが気がかりで仕事が身に入らず、2マンが終わった後は2マンの余韻で仕事に身が入らず、結局いつも仕事に身が入らず、まったくだめなサラリーマンだと思う。

それでも、やっぱり仕事がんばらなきゃね。
僕が片付けなくちゃいけないこと。後輩に伝えなくちゃいけないこと。変えていかなくちゃいけないこと。
仕事から教わることもたくさんあるんだよな。
切り替えて行きます。


ゴールデンウィークもおしまいになる時のことだった。
その夜、とてもとても月が大きくて、その大きな月に照らされた世界がとても美しくて、僕はそっと見とれていたんだ。
それから僕の心は、四六時中ずっと振り回されていて。
僕はきっと大人になってしまったけど、つまらないこともたくさん知ってしまったけれど、それでもまだ、こんな気持ちになったりするんだな。

それで僕はあたらしい歌を書いた。
「中学生のうた」という曲だ。
すごくいいんだぜ。聴いてほしいよ。

例え勘違いであったとしても、ただ気のせいに過ぎなかったとしても、その瞬間感じた気持ちに嘘はないから、僕はそのことを歌おうと想う。

その気持ちが、今日も僕を動かしている。