wearerのYKです。センチメンタル馬鹿野郎です。
先日、通勤電車で研ナオコの「夏をあきらめて」を爆音で音漏れさせてるサラリーマンと隣り合いました。
こうして日々は秋に染まっていくのでしょう。
最近なぜだか、行く先々で、エル・アールやMOON CHILDの話になります。
実は僕も好きだったんだよね。もっと売れてもよかったのに。今聴いてもかっこいいよ。
しかしながら「実は」と前置きしてしまうところが、この話の本質だという気もします。
たいがい同世代のミュージシャンとその話題になるのですが。
ともすれば、彼らのことを「一発屋」と呼ぶ人もいるのかもしれません。
J-POPと呼ばれるにはナイーヴ過ぎ、ロックと呼ばれるには芸能により過ぎてしまった。
90年代の終わりから00年代のはじめにかけて、そんなポップ・ソングがたくさんあったように思います。
そんな数多のポップ・ソングと、とびきりのミュージシャンたちに、敬意を表して。
仕事がまた少しずつ忙しくなっており。
その合間を縫ってデモのミックス作業があったり、新曲をつくったり。
今日は新しいアーティスト写真(ってなんだか滑稽な表現ですが、他に言いようもないので)の撮影があったり。
でも日々の暮らしに、体が、なにより心が追いつかずに、僕はぼんやりしてしまうな。
お酒を飲んでひどく酔っぱらってしまいたいのだけれど、 そればっかりではいられないよ。
道すがら歌を口ずさみたいから、遠回りして帰るんだ。
誰のためでもなく、ただ自分のためだけに歌いたいときだってあるんだぜ。
毎日は僕らを飲み込んでいくから、こころを整えておかなくちゃ。
どんなに忘れられっこないことでも、僕たちは忘れてしまうんだ。
ほら、うかうかしているうちに、いろんなことが嘘に変わっていくよ。
本当は君の名前を大声で叫びたいだけなのに、それだってもうわからないんだ。
ひとつでも多く、歌を残せたらいい。
ひとつでも多く。ひとつでも。