2012年9月19日水曜日

0919

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


友だちの結婚バーティーがあった。
東京タワーとスカイツリーが両方見える高層ホテルのレストランで。
夜空にそびえるスカイツリーをみながら、これが僕の考える東京なんだな、と思う。
すてきなバーティーだった。
あすかくん、おめでとう。


週末は仕事して酒飲んでスタジオに入った。

休日、ひと気のないオフィスで黙々と仕事を、正確には時々独り言を言いながら仕事をしていると、僕は何やってんだろうと思う。

お酒を飲んでふわふわになり、夜は友達の家に世話になって目覚めると、窓の外にはひどく青い空。
僕は何やってんだろうと思う。
大学生かよと思う。
僕はとうに30すぎてんだぜと思う。


カーディガンというバンドの解散のライブを見た。

解散だ。
活動休止とかいう歯切れの悪い立ち振舞いじゃなくて、解散。
潔いなあと思う。

ボーカルの川道くんとは、時々飲みに行ったりする仲で。
一緒に歌舞伎を見に行ったこともあったなあ。楽しかった。

星の数ほどバンドはいて、目的もやり方もそれぞれで、どこにも正解などはない。
川道くんは、歌やソングライティングに長けているだけでなく、バンドの運用についてもプランニングできる人だった。だった。
志のある人だった。

そんな彼が音楽をやめるという。
きっと何か別の志があってのことだろうと思う。
お酒を飲んで、そのことについて聞かせてほしいな、と思う。

正解などどこにもない。
もし僕が音楽を続けることが、僕の大事なひとのしあわせをそこなうとしたら、僕はどうするだろう。
どうか僕から音楽を奪わないでください。


朝出るときは雨など降っていなかったが、僕は傘を持って出た。
帰り、傘をなくしてしまった途端、稲光とともに雨が降ってきた。
なすすべなく、雨宿りのしたでこれを書いている。
雨止もうが止むまいが、正直どうでもいいと思いながらこれを書いている。

2012年9月13日木曜日

スノボまじで怖い。

平素よりお世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。
あらゆる角度から心が折られる日々を過ごしております。

最近、FURAGOの小噺担当よしたかくんが、YKブログ風にブログを更新していました。
ありがたい話です。

ですので、今日はよしたかくん風にブログを更新してみようと思います。


こんにちは。ワイシャツです。
今日は帰りの電車でいきなり割り込まれて席に座れなかったので、ブログを更新しようと思います。

今日は仕事がすごく遅かったのですが、よしたかくんが飲みに誘ってくれたので、帰りに渋谷に寄りました。

ミヤザワくんもいるとのことだったので寄ったのですが、なぜかそうすけもいて、とても楽しかったと思います。

平日からこんな楽しい夜があるなんて知りませんでした。
ありがとうございます。

職場に、表情ひとつ変えない鉄仮面伝説みたいな女性がいるのですが、今日にこにこしながらガードマンに話しかけているのを見ました。
どうやら僕が嫌われていただけのようです。
パッション。

それでは告知です。

2012/9/30(日)@渋谷home
"relation"
Live :
wearer / WEDNESDAY
DJ's :
TATZ (HOME) / 遠藤孝行 (Freak Affair) / ヒサシ the KID (THE BEACHES)
… and more!!

open & start 18:30
advance 2,000yen / door 2,500yen (+1d)

パーティーピープルばかりのイベントで、今から緊張しています。饅頭こわい。

この後は、10.28にフナの企画に出ます。渋谷屋根裏です。
Alaska JamやBALLOON88が対バンで、ほんと生きててよかったです。
むしろ死にたいです。

お金がないのでお昼は毎日カップラーメンなのですが、隣の部署の人に、そんなにラーメンが好きなのですかと言われました。そうでもないです。

そういえば、こないだ夢の中でも仕事をしていました。

記憶喪失になったらどんなに気持ちになるだろうと考えていたらいつのまに寝ていました。
記憶喪失のひと教えてください。

それでは今日もノエル・ギャラガーの写真でお別れです。
ありがとうございました。

2012年9月8日土曜日

0908

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


久しぶりに、長い夢を見ていた気がする。というか、目覚めてから一瞬、これまでのことがみんな夢なのかと思いました。バンドがやりたいあまりに、バンドをやってる夢を見ていたのか、と。

wearerが夢だったら、ちょっとすごいな。
僕はバンドをやっていなかったら、今頃どうしているだろうな。
廃人にでもなっているかな。
それとも案外しれっと、うまいこと世の中を渡っているかな。
結婚して、子供も2人くらいいて、文句なんか言いながら、時には昔を思い出しながら、しあわせに暮らしていたりするのかな。

「あれ、wearerは?今日のライブは?」
「何わけのわかんないこと言ってんの、早くしないと会社に遅れるわよ」
みたいな。ね。

今日も、朝からスタジオだ。
青空に背を向けて、地下へ地下へ。
それでも、wearerが夢じゃなくて、本当によかった。


ちょっと前まで、ライブハウスにセット図(アンプやマイクなどのステージ上の配置を示した図)を送るとき、きまってFAXでおくっていた。
なんかFAXでください、みたいな指示もあったような気がする。

近頃はセット図もメールで送る。
ドロップボックス上に保存したPDFファイルを、iPhoneから送っている。
これなら、家に帰ってからPC立ち上げて…みたいな手間はないし、何より忘れないうちに、迅速に送ることができる。

時代だ。
こんな時代だから、僕は音楽をやり続けられているのかも知れない。


異動になったばかりだからか、ここのところ、職場の人たちとお酒を飲む機会が多い。
YKは大人なので、そういった催しにもできる限りおつきあいさせていただいております。

ただ、以前職場の卓球大会の幹事だったとき、その日が新宿LOFTでライブになってしまい、家族を病気にして幹事をぶっちぎったのはここだけの話です。

みんなお酒が入っても、一生懸命仕事の話をする。
なんだかんだと文句を言いながら、仕事の話する。
形はいろいろあれど、みんな仕事に愛情を持っているのだろう。
各々が持っているその理由に、少し興味がある。
とてもとても狭い業界。
それをあなたが愛する理由に、少しだけ。

もちろん、僕らが音楽をやっているシーンだって、ごくごく狭いものだ。
なんら変わることのない、ささやかな営みだ。
共通の認識、共通の言語、あの人もあの人も知っている。あなたには届かないメッセージがある。
おんなじだ。

僕は、もっと広い世界が見たい。

どうでもいいからビールが飲みたい。

2012年9月6日木曜日

0904

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


昨晩残業して作成した書類が朝一の打ち合わせでコテンパンにやられる始末。
あほだ。
ほんとにあほだ。
上司がまじで仕事できすぎる方で、プレッシャーあたえられまくる日々。
精進します。

それにしても、こういう頭の使い方は、ミュージシャンとしては、決してしないので。
そして僕がもっとも苦手とする頭の使い方なので。

だからまあ、こうやって世界を広げて行く、ということで。
音楽では決して動かさない脳の領域を鍛える、と。
そういうのもありかと思う。


考えてみれば、バンドをはじめる前の僕はとにかく投げ遣りになっていて、仕事のことなど心の底からどうでもいいと思っていた。
気に入らなければ明日にでも今すぐにでも「ファック」と一言いって辞めちまえばいいと思っていた。

だから、たぶん僕はバンドをやることによってはじめて「社会」というものを知ったのかもしれない。
そういう意味では、バンドをやっているときの方がよほど「社会人」であったのかもしれない。

いま僕が、こうやってなんとか働けているのも、バンドがあったおかげなのかもしれない。

どうでもいいからビールが飲みたい。


僕の職場は…僕の職場は、本当に無駄な○○ばかりだ!!
この○○には漢字2文字がはいりますが、どう考えてもここでは言えないことなので、ビールでも飲もうと思う。

ああ、はやくこの○○を大声で怒鳴りちらしたい。

2012年9月2日日曜日

0902

平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。


9月だ。
嘘でしょ?
今年は例年にも増して、なんら夏らしいフィーリングもなく夏が終わった。
昨年比の20パーセント増しで夏の憂鬱だった。
time to say goodbayのほうだった。


しかし、なんだろう、仕事に関して言えば、ただ追い立てられている。
最近聞きたくないフレーズ第一位は「◯◯の件、どうなってる?今週中にいけそう?」です。
もちろんいけます。
がんばります。


働いて、スタジオ入って、ライブをしたり、ひと様のライブを拝見したり、そんなふうにしていたら今年の夏も終わった。
なんだか、自分の視野がすごく狭くなっているような気がする。
さっき本屋にいってそう思った。

陳列されている無数の本を見ていると、こちらへ向かってくる情報の量に目眩がする。
平積みになっている最先端は、どっかで聞いたことはあるけれど、それでもやっぱり知らないことばかりで、なんだか取り残されたような気持ちになる。
そして、実際に取り残されているんだろう、僕は。
そしてそもそも、この取り残されるとか乗っかるとかいう感覚が歪んだものなのだろう。


なつかしい友達、僕はあなたに届くような歌をうたいたい。
でも、僕の声は小さいから、あなたにはとてもとても届かないのだろうな。
あなたの声が、僕に届かないように。

例えばwearerのCDが出てたくさん売れて、大きなフェスにも出て、あこがれだったあのひとと共演して、武道館でワンマンでもやれば、あなたに届くのかな。
たぶん、間違っている。
届くどころか、あなたには聞こえもしないだろう。
見向きもしないだろう。
それでも、僕はまだそこへ向かっている。
僕はポップ・ミュージックをやると、決めたのだ。

色とりどりの暮らしがあって、みんな自分のだいじなものを守ることに懸命で、僕のやっていることなんて、なんてちっぽけなんだろうな、と思う。
それでも、このちっぽけなものを手離した時、死ぬほど後悔することだけはわかっているから、僕はまだうたう。


今日はtotosを見に行こうと思う。
家に帰ったら夏目漱石でも読もうかと思う。

下北沢の、夏の終わりの、たった一日の、大事な大事な、土曜日の夜に。

下北沢の、夏の終わりの、たった一日の、大事な大事な、土曜日の夜に、この歌を。