平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。
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あの街へ向かう間、僕は電車の中でずっとお酒を飲んでいた。
ただ昼間からお酒を飲む口実が欲しかったのかな、と思った。
とにかくお酒が飲みたかった。
友達は急な呼びかけに応えてくれた。
着の身着のまま手ぶら同然でやってきた僕を、親切に受け入れてくれた。
引き続きお酒を飲んで、つもる話をした。
ただ情報を言葉に載せるのではなく、伝えたいことに相応しい言葉を編むということ。
僕は彼の話を聞くためにこの街まで来たのかもしれない、と思った。
また、別の友達は、わざわざ子供をつれて僕に時間を割いてくれた。
うれしかった。
歯止めのきかない、時の流れよりもっと激しい流れを感じた。
何から何までありがとう。
友達と別れたあとも、夜に華やいだ河辺でお酒を飲んでいた。
にぎわうたくさんのひとたちを横目に、迷惑にならないように、コンビニで買ってきた発泡酒を飲みながら、友達がくれたギターをずっと弾いていた。
別に戻ってくるつもりもなかったのに、結局ここへ戻ってきてしまったな、と思った。
願いがひとつ叶うなら、今すぐに声が聞きたい、と思った。
自分の冴えない髭面を見て、これは本当に修行のようだな、と思う。
時間とお金を火にくべて燃やす。
その煙をありがたく全身に浴びる。
これから渋谷へ帰って歌をうたうだなんて、本当にどうかしてる。
でも、それが僕のずっと欲しかったものだ。
僕が望んでいた人生だ。
感謝と、何より愛を込めて、昨日書いた歌をうたいたいと思う。
願いがひとつ叶うなら、今すぐに声が聞きたい、と思った。
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