平素より大変お世話になっております。
センチメンタル日本代表、wearerのYKです。
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9月だ。
嘘でしょ?
今年は例年にも増して、なんら夏らしいフィーリングもなく夏が終わった。
昨年比の20パーセント増しで夏の憂鬱だった。
time to say goodbayのほうだった。
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しかし、なんだろう、仕事に関して言えば、ただ追い立てられている。
最近聞きたくないフレーズ第一位は「◯◯の件、どうなってる?今週中にいけそう?」です。
もちろんいけます。
がんばります。
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働いて、スタジオ入って、ライブをしたり、ひと様のライブを拝見したり、そんなふうにしていたら今年の夏も終わった。
なんだか、自分の視野がすごく狭くなっているような気がする。
さっき本屋にいってそう思った。
陳列されている無数の本を見ていると、こちらへ向かってくる情報の量に目眩がする。
平積みになっている最先端は、どっかで聞いたことはあるけれど、それでもやっぱり知らないことばかりで、なんだか取り残されたような気持ちになる。
そして、実際に取り残されているんだろう、僕は。
そしてそもそも、この取り残されるとか乗っかるとかいう感覚が歪んだものなのだろう。
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なつかしい友達、僕はあなたに届くような歌をうたいたい。
でも、僕の声は小さいから、あなたにはとてもとても届かないのだろうな。
あなたの声が、僕に届かないように。
例えばwearerのCDが出てたくさん売れて、大きなフェスにも出て、あこがれだったあのひとと共演して、武道館でワンマンでもやれば、あなたに届くのかな。
たぶん、間違っている。
届くどころか、あなたには聞こえもしないだろう。
見向きもしないだろう。
それでも、僕はまだそこへ向かっている。
僕はポップ・ミュージックをやると、決めたのだ。
色とりどりの暮らしがあって、みんな自分のだいじなものを守ることに懸命で、僕のやっていることなんて、なんてちっぽけなんだろうな、と思う。
それでも、このちっぽけなものを手離した時、死ぬほど後悔することだけはわかっているから、僕はまだうたう。
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今日はtotosを見に行こうと思う。
家に帰ったら夏目漱石でも読もうかと思う。
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